トロントに住もう!

トロントに語学留学に来た大阪人のブログ。

在宅看護!

「ケイコケイコー!やっと起きたー?待ってたのー!」

とジャジャが大騒ぎでやってきました。

「どうしたの?」
「パパのガーゼ交換をしてほしいの!パパー!ケイコが起きたよー!」

私が起きたという知らせをジャジャが伝書鳩みたいに2階にいるジョジョに知らせに行きました。

「ママー!ケイコが起きたよ!早く早く!」
とインインがユリを呼びに行きます。

すごくいいことがあったみたいに2人とも興奮している。
起きただけでこんなに喜んでもらえるなんて初めてです!笑

2階に上がるとジョジョが痛そうに顔をしかめています。

ガーゼ交換グッズ一式が袋に入ってます。
生理食塩水と、ガーゼと、絆創膏。
家族にガーゼ交換してもらってくださいね、ってことでしたが、絆創膏といっても普段見るのと違うから貼り方がわからないし、何種類か入ってるし、生理食塩水をどうしたらいいのかわからないし、20センチほどある絆創膏を剥がして傷を見るのは勇気がいる。
ということで呼ばれたのでした!

大腿部に貼られた絆創膏をビリビリ剥がすと、ホッチキスみたいな金属で何箇所も止められた傷が出てきました。

「わー!気持ち悪いー!」
といいつつ子供達は大喜び。
気持ち悪いからこそ見たい。笑

生理食塩水をザーッと傷にかけて滅菌ガーゼで水分を取る。また新しい絆創膏をまた貼って終了。

これだけのことだけど、
「おー!」「わー!」
とギャラリーのリアクションがいい。笑
マグロ解体ショーってやったことないけどこんな気分ですかねー?笑

「まだ汁が出てる?昨日は出てなかったのに。空気に当てないで大丈夫?なんでこんな通気性の悪い絆創膏くれたのかな?」
ジョジョ

小さい頃は、怪我をしたら、早くかさぶたになるように風に当てて乾燥させなさいってお母さんに言われました。マキロンもつけたし。

でも今はこれをやらない。
キズパワーパッドなるものが売っていますね!
これがまさにジョジョの質問に対する答え。
キズパワーパッドは、「湿潤療法」を実現できるアイテム。

消毒せず、水道水で洗い、傷を乾かさない、というのが湿潤療法の方針。
これの方が傷が早く綺麗に治るとされています。
消毒すると、バイキン以外に傷を治すための細胞まで殺してしまう。傷から出てくる透明の液体は傷を傷を治そうと体が頑張って出しているもの。だからこれを逃さず蓋してしまうことで傷の治りが早くなる。絆創膏が汚れるとついつい消毒して張り替えしたくなるけども、1日1回の洗浄と交換でオッケー。

と、スマートに答えたかったけど、求められるボキャブラリーがハイレベル過ぎて無理でした。ただ、「moistureなほうがcureにbetterだから大丈夫!」とだけ言いました。
ジャジャが、「heal earlierだね?」と助けてくれました。凹むわー。笑

ボキャブラリーを増やすため、机に向かうタイプの勉強も必要!がんばろー!


今日の英語: saline solution: 生理食塩水
ボトルに書いてあったのは、saline(塩分を含んだ)solution(溶液)。
solutionは解決とか解答という意味の他に溶液って意味かあるんですね。
そういえばコンタクトレンズの洗浄液にも”multi purpose solution”と書いてました。
保存、洗浄、殺菌全部やってくれる、多目的液体!!